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新卒の頃からの夢

航空会社に入社し客室乗務員として働くことは私の夢でした。

そして、私はその夢を実現させるため、平日の大学の授業に加え、土曜日には航空の専門学校にも通いました。

大学、専門学校、アルバイトと、かなり多忙な大学生活だったと思います。

 

私は夢であった航空業界で就職することしか考えていませんでしたが、

ご縁がなかったのか、新卒では残念な結果となったものの、

既卒2年目でようやく内定を頂き、自分の夢を叶えるべく再び上京したのです。

入社後のギャップ

厳しい訓練も無事に終え、

いよいよ飛行機での勤務が始まりました。

機内でサービスをふるまったり、保安要員としての責務を果たしたり、

乗客の旅を快適にすること、

そして旅の安全を守ることにやりがいを感じる仕事です。

 

女性だけの職場ということで多少の厳しさは覚悟していました。

しかし、その厳しさは予想以上のものでした。

会社にはお局様と言われている人が複数名いらっしゃいました。

彼女たちの年代は様々でしたが、40から50代位の女性が多くを占めています。

 

新人は訓練を終えると、直ぐに各々のグループに配属されるのですが、

それらのグループの中には、

いわゆる職場での有名人、

指導は徹底的に細かく、その人がいたらその1年間は終わった…

と恐れられるレベルの諸先輩方が複数名紛れています。

 

私の所属するグループにはそこまで怖い先輩はいませんでしたが、

そうはいっても、グループの先輩方ばかりと仕事をするわけではありません。

ときには有名人と仕事をともにすることもありました。

 

客室乗務員の仕事の性質上、

行き先によっては丸4日間ずっと同じメンバーで過ごすこともあります。

特に国際線だと、一緒に過ごさなければいけない時間が長くなりがちです。

 

泊まりがけの仕事になるので、

各地で先輩方と一緒にご飯に行かなくてはならない機会も多く、正直かなりのストレスです。

一人でほっと息をつける時間が無いのです。

飛行機内では逃げ場がありませんから、

トイレ掃除のふりをして、一人の時間をつくるなんてこともありました。

ストレスに耐えかねて休職

私は元々は積極的で明るく、

どちらかといえばハキハキした性格だったと思うのですが、

客室乗務員になってからというもの、

自分の親くらいの年代の女性の目を日々気にしながら日々過ごしているうちに、自分がものすごく人の目を気にする人間になっていることに気づきました。

 

  • 先輩方より何時間も前に出勤して準備を完璧にする
  • 先輩の荷物を持つ
  • バスのに乗り込む順番は最後
  • エレベーターから出るときは必ず扉を押さえる

などなど、業界特有の細かいお決まりごとを守るのもそれなりに大変でしたが、

何よりも私を精神的に追い込んだのは、

諸先輩方の言動でした。

 

ちょっとでも先輩の意向に沿わないと

気が利かない!

馬鹿じゃできない仕事なのよ?

と言われてしまいます。

カーテンを引く際も、少しでも音を立てれば激しく怒られ、

先輩が望む配置に道具を置かないと、

こっちのほうがやりやすいよね?

なんで考えないの?

馬鹿なの?

と舌打ちされたり、

ミスをしたわけじゃないのにミスをしたかのように話を盛られ、

何故か上司に呼び出される

 

少しでも口を開こうものなら

あの子はいつも言い訳ばかり考えてる

と言われたりします。

とにかく逆らうことは絶対に出来ない環境でした。

 

客室乗務員は学生時代からの憧れだった仕事でした。

だから、お局様のパワハラに負けるものかと耐えながらずっと仕事を頑張っていたのです

が…ついに限界が来た日を今でも覚えています。

 

もう無理です

自分の直属でもない上司と面と向かって泣きながら相談しました。

もう辞めるからいいやと思って全てを嘘偽りなく打ち明けたら、本当にスッキリしました。

 

その後、私は会社の産業医を紹介されて、診断の結果休職になりました。

長らく夜も寝れないまの状態で仕事に行っていたので、休職してからの数週間はとにかく寝て過ごしました。

早く復職しなきゃと思い一度は勤務に戻りましたが、3ヶ月後にまた休職…そのまま半年間ほど休職したのち、航空業界を去ることにしました。

 

あのお局様達のせいで私は夢を諦めたんだと、今でもなお怒りがこみ上がります。

専門学校の学費だって安くなかったし、

あんな人たちのせいで自分の人生がめちゃくちゃになったと思うととても腹立たしいです。

でもその経験があったからこそ身体が一番優先だということが実感できましたし、

また、自分の気持ちに素直になる大切さも学べました。

今ではすっかり元気になれたので、その意味では良かったのかなと思っています。

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