大学への退学届け/中退率と退学理由を考察&手続きの流れも説明

中退率、退学手続きなど、大学退学に関するあれこれについてまとめました。

 

・大学の中退率(理由)

・退学届け(手続)の一般的な流れ

 

の順に記載してあります。

大学の退学率(中退率)

近年、大学の中途退学者数は増えている傾向。

 

H26年度の2月から3月にかけて行われた(文部科学省による)調査によると、大学の中退率は、2・65%

 

中でも、経済的理由による退学が増えているのが最近の特徴のようです。

*退学理由の内、経済的理由が占める割合

■H19年:14% 

■H24年:20%

 

5年間で、6%の増加です。

 

この数字を素直に受け取るならば、「不景気による退学者の増加」と捉えることができるでしょう。

 

しかし、

 

一方で、高校における退学率・中退率は減少傾向にあるという事実もあります。そして、この減少は、2008年のリーマンショック以後もずっと続いています。

 

つまり、不景気が大学退学者の一番の理由であるとは、一概にはいえないのでは?ということです。

私が思う大学退学者数の増加理由

大学の退学者数の増加を考えるにあたり、大学の進学率が上昇しているというのは見逃せない事実。

 

不景気だからというのであれば、退学者数が増える以前に、大学の進学率が減ってもおかしくはないからです。

 

*クリックすると拡大します

大学退学率 hokasaitokara

画像引用元
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h19honpenhtml/figure/fg010302.html

 

私が思うに、退学者の増加の裏には、

 

「何となく大学に入ってみた」

 

こういった、層の数が増えたことの影響があるのではないかと推測します。

 

近年になって、一般入試の方式で入学する受験者の割合(65・8→55・7%)は減少。代わりに、推薦・AO入試で入る生徒の数が上昇。

 

端的に言うと、大学進学のハードルが下がってきているわけです。

 

大学に入るのが容易になった。その結果、受験勉強をあまりせずとも「とりあえず何となく大学に入ってみる」層の数が増えた。

 

そして、この層の特徴としては、入学にそこまで苦労したという実感がない場合が多く、それゆえ大学を辞めるにあたっても抵抗が低くなちがちです。

 

加えて、大学以外の学校施設の増加・多様化があげられます。職業訓練学校とか、養成所といった類の施設です。

 

昔は、専門学校といえば、美容師、デザイン、会計、建築など、ある程度限定されていました。

 

ところが、現在は、小説学校、ライトノベルの学校、俳優の養成学校など実に様々です。吉本の養成所(NSC)などもその代表的な例でしょう。

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この多様化の結果として、「最初は何となく大学に入ってみたけど、やっぱりコレをやりたくなった。だからそれを学べる学校・場所に行こう」というパターンが増えているのではないでしょうか。

 

要するに、大学にとってのライバル的存在が増えたことが、退学率、中退率の増加の一要因になっているではないだろうか。ということが言いたいのです。

 

まあ、面倒くさくなったとか、ぼっちが辛くなったとか、そういったどストレートな中退理由も多そうですが…それは今も昔も変わらないでしょう(笑)

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大学の退学届け(手続き)の流れ

大学の退学手続に関して、その学校によっての違いはあるものの、大まかな流れには異なる部分はなく、

 

■書類の提出

■面談

 

というのが一般です。

 

面談というところが、特徴的。というか面倒くさいです(笑)

大学 ばたくそ

書類の提出

退学届けの書類には、氏名、生年月日、退学理由など、一般的のモノに加え、奨学金に関する事項の記載があります。

 

大事なのは、学校のみならず、奨学金の借り入れ先(日本学生支援機構)にも書類を提出する必要があるという点です。

 

大学から奨学金に関する「異動届」の書類を受け取り、それをさらに学生支援機構に提出しなければいけません。

 

別々の手続きになりますので、ここは注意しましょう。

 

また、準備しておいたほうがいいものは、「学生証、印鑑、住民票」があります。

 

住民票は学生支援機構に手続きするにあたり必要となります。

 

学生証については、紛失のケースも考えられるので、そういった場合は紛失届けを出すことになります。

 

最後に、奨学金の退学手続きを怠ると、延滞金が発生したり、信用情報に登録(具体的には、消費者金融や銀行からお金を借りづらくなる)されるなどの不利益が生じます。

 

起業などを考えていて、今後借り入れの可能性がある人は、特に過敏でいるべきでしょう。

面談

退学届けを提出すればおしまいかと思っていましたが、それに加え、大学を退学するにあたり面談なるものが要求されます。

 

具体的には、日時を設定して、担任と面談、最終の意思確認がなされます。

 

ただし、書類提出に際して行われた窓口職員とやりとりが、そのまま面談と扱われるケースもあるとか。大学によって違うみたいです。

 

また、面談相手の担任とは、ゼミの教授や大学職員を指します。だいたいが会ったこともない職員との面談になるのだとか。

 

面談自体は、特に難しいことはないかと思います。ただ、面談後、親に連絡がいく可能性があるようなので、親に内緒で退学したいという生徒さんにとっては鬼門となりえます。

 

しかし、奨学金を借りている場合は、両親が保証人になっている場合がほとんどです。そうすると、どの道、親の協力(同意書・収入証明書の提出など)が必要になります。

 

結局、親に内緒を通すのは難しく、いずれバレるでしょうということ。覚悟を決めましょう。

 

大学の退学自体は、今はそれほど珍しくもなさそうですけどね。

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