縄文土器の特徴と使い方/弥生土器との違いは?


知らなかった、縄文式土器の優れた特徴

あなたが蒸し焼き餃子を美味しく食べられるのは、それはすべて縄文式土器のおかげです。

 

そして、あなたが将来画家になりたい!と夢見るのなら、

 

それも縄文式土器を作っていた縄文人の遺伝子が受け継がれたおかげかもしれません(理由は後述)。

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縄文式土器と弥生式土器との違い

縄文式時と弥生式土器はよく比較されます。

 

試験勉強においても、縄文式土器と弥生式土器は、その違いを比較して知識を押さるように指導されるのが一般です。

縄文式土器 弥生式土器違い 特徴 hokasaitokara

*縄文式土器

画像引用元
http://www.globe.sh/guzzi/joumon04/joumon-6.htm

 

主な違いとしては、

 

温度、色、厚さ、の3つです。

縄文式土器 弥生式土器 違い2 hokasaitokara

*弥生式土器

画像引用元
http://kobanawagama.sakura.ne.jp/yayoidoki.htm

 

縄文式土器が低温で焼かれるのに対して、弥生式土器は高温で焼かれます。

 

縄文式土器が低温で焼かれるというのは、あえて低温で焼くというよりは、高温で焼く技術がまだなかったという認識のほうが正しいです。

 

つまり、技術において、弥生式土器のほう優れているという理解になるかと思います。

 

よく指摘されるのは、両者の違いというよりも「優劣」に近いかもしれません。

 

そして、焼き方の技術の進化が、色、厚さにも影響し、

 

縄文式土器が黒っぽいのに対して、弥生式土器は赤みがある

 

縄文式土器が厚めなのに対して、弥生式土器は薄い

 

という違いがでてきます。

 

ブラウン管白黒テレビ(縄文式土器)と液晶カラーテレビ(弥生式土器)みたいな進化です。おそらく(笑)

縄文土器の作り方がなんとなくイメージできる動画です。

縄文土器の本当の素晴らしさ

焼き物というと、どうしても焼く技術にばかり目が行きがちです。

 

しかし、縄文土器が素晴らしいのは、焼く前の段階である粘土の精製からして工夫されていたことです。

 

実は、縄文式土器は、水漏を防ぐことができるように徹底的に工夫が施されていることが調査によって分かっています。

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使用する粘土からして、ただ採掘するのではなく、焼き物として高い品質を期待できる部分のみ使われています。

 

また、その粘土もすぐに使われるわけではなく、ある程度寝かせたものが土器の素材として利用されています。

 

素材にこだわっているわけです。

 

粘土を土器のカタチにする際、輪っかにした細長い粘土を、輪投げが積み重なるようにして作られるますが、この工程でも水漏れがないような積み上げ方がされてるようです。

 

さらに、内部にも工夫がみられます。

 

発見された縄文式土器の内部は、現在でもつるつるになっているそうで、それは貝殻によって磨かれたことが理由であることが分かっています。

 

貝殻で磨かれるのは水漏れを防ぐためと考えられています。

 

また、こんな事実も分かっています。

 

ある地方で発掘された土器に関して発覚した事実なのですが、その発掘された土器を調査すると、なんとその地方では採掘されるはずのない、粘土素材が部分的に使われていたそうです。

 

より良い粘土素材を獲得するために遠く離れた地方まで出かけていた可能性があります。

 

つまり、それだけこだわりがあったわけです。

 

このように、粘土選び、粘土の扱いについて高い技術・工夫が施されていたことは、縄文式土器の特徴として留意すべき点であると考えます。

縄文式土器の使い方

縄文式土器は、それが発明されたことにより、人間の食生活に大きな影響を与えたとされています。

 

縄文式土器は、主に煮る、蒸す、焼くといった調理の他に、モノ(木の実など)の貯蔵という使われ方をがされていました。

 

煮るとか、蒸すといった行為は現代では当然ことです。

 

しかし、それらの調理法が縄文式土器が存在することで始めて可能になったことを考えると、いかに人間の文化に大きな影響を与えたかということが想像できるでしょう。

 

それまでの食生活を大きく変えたというのが、縄文式土器の大きな特徴です。

土器の発達とともに得たアートの心

食生活に大きな影響を与えたことは、縄文式土器の大きな意味であることは間違いありません。

 

しかし、私はもう一つ人間の生活に与えたとても大きなインパクトがあると考えます。

 

それは、アートです。

 

縄文式土器といえば、縄で模様をつけたデザインの土器というイメージがあります。

 

しかし、縄で装飾された始めたのは中期以降の作品で、初期は無地でつるつるの作品しかなかったようです。

 

それが時代が進むに連れて、次第に縄を用いた模様がつき初め、縄の模様の付け方もより複雑になっていったという経緯があります。

 

縄のみならず、貝殻や竹で模様がつけらたであろう作品も発見されています。

 

その模様のデザインはバラエティーに富んでおり、

 

面白いのは、土器としてはもはや実用に適さないカタチやデザインのものも中にはあったということです。

 

みなさん考えてみてください。

 

実用とはかけ離れた土器が作られたというのは、そこに遊び心があったという証拠ではないでしょうか?

 

その時代の人間には既に、アートの心が芽生えていたということだと思います。

 

こういったことも、縄文土器の一つの特徴として捉えれば、また違った縄文土器の素晴らしさが見えてきます。

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